京都に行くならここ!ラーメン激戦区一乗寺にある美しい庭園が望めるお寺〜圓光寺(えんこうじ)〜

圓光寺庭園

こんにちは!パンツ猫です。
気がつけばもう季節は秋ですね。
新型コロナウイルスの脅威もまだまだ続いていますが、
GOTOキャンペーンも始まり、旅行に行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
パンツ猫も先日京都に行って来ました。
メジャーな観光地は人が多いので、京都在住の友人にお願いして、あまり混雑していない素敵な場所に案内してもらいました。
その素敵な場所とは、京都に行くなら是非とも訪れていただきたい、情緒溢れるお庭が素敵なお寺「圓光寺(えんこうじ)」さんです。
圓光寺は、京都のラーメン激戦区で知られる一乗寺にあるお寺です。
一乗寺はラーメン店がひしめき合う場所とは知っていましたが、こんなに素晴らしいお寺があることを友人に紹介していただくまで恥ずかしながら知りませんでした。訪れた日はとてもいいお天気で観光日和でしたが、市内中心地から少し外れているからか、観光客はあまりいらっしゃらず密にならずにのんびり散策することができました。
今回は、京都の穴場的素敵観光スポットである圓光寺さんについてご紹介したいと思います。

 

1 圓光寺(えんこうじ)とは

京都市左京区一乗寺にある「圓光寺(円光寺)」は、徳川家康が、慶長6年(1601年)に足利学校の第9代の学頭であった「閑室元佶」を招き、伏見城下に学校を建立したことが起源とされ、移転を繰り返し1667年に現在地に移されたとされています。
「白砂を雲海に見立て、天空を自在に奔る龍を石組で表現」している、2013年に造られた枯山水「奔龍庭(ほんりゅうてい)」や、紅葉で有名な江戸時代に造られた「十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)」が有名です。京都市内でもバスなどでしか行くことができない場所にあるため、観光地でありながら観光客が殺到するようなことはなく、ゆっくりと散策できる穴場スポットです。

⬆︎は圓光寺の正門です。
パンツ猫が訪れた日は気持ちの良い秋晴れで、紅葉はまだでしたが、青葉の中で正門がよく映えました。
門構えからして素敵なお寺だーと感動しました。

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2 奔龍庭(ほんりゅうてい)を楽しもう

山門をくぐった参道の先に現れたのは、2013年に完成した、平成の枯山水「奔龍庭」です。
書院前に広がる名庭「十牛の庭」が有名な圓光寺ですが、新たに作庭されたこの「奔龍庭」もなかなか趣のあるお庭ではないでしょうか。
白砂を雲海に見立て、天空を躍動する龍が石組みで表されており、さながら東福寺の「龍の庭」のようです。

四方から眺められるので、角度を変えて楽しめます。
また、この庭園はあえて未完のままとされているとのこと。
それぞれの心で庭を完成をさせるという作者の意図があるそうです。

秋晴れの綺麗な青空と、洗練された枯山水の平成の日本庭園は見事にマッチしていて、いつまでも眺めていられる素晴らしい眺めでした。
日頃の喧騒を忘れることができ、ゆったりとした時が流れていきました。

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3 名庭園十牛の庭を眺める

本堂の玄関口には水琴窟がありますが、圓光寺の水琴窟は縁が広い盃型の手水鉢を用いた珍しいものとも言われており、その美しい水の音色は類を見ないものです。静かな境内の中で、是非とも心静かに美しい音色を聴いていただきたいですね。
圓光寺のご本尊は運慶の作と伝えられている千手観世音菩薩坐像で本堂に安置されています。本堂の奥には立ち入ることはできませんので、遠目になりますが、その佇まいは東大寺の金剛力士像とはまた違う趣を感じることができます。
さらに、本堂には、京都生まれで日本最後の文人と言われる富岡鉄斎が描いた襖絵「観楓山水図・脩竹清風図」等も展示されています。

本堂から建物の中に入れば、建物の中から名庭「十牛の庭」を眺めることができます。
赤い絨毯と苔庭、青紅葉の見事なコントラストがまるで絵画のような素晴らしい景色を拝むことができるので是非とも中からお庭を観ていただきたいですね。

▲絨毯の赤と苔庭・青紅葉の緑がとても綺麗です

▲紅葉でなくてもこの美しさ

紅葉の時期には少し早かったので青紅葉での景色でしたが、それでもとても美しいお庭を眺めることができました。
紅葉が色づく頃にはまた違った素晴らしい景色が観れるのでしょうね。

今年は、コロナ対策の一環として混雑を避けるため、紅葉期間の拝観は予約制となるようです。
特別拝観をご希望の方は、圓光寺HPの予約フォームに必要事項を記入し、送信する形で予約をしてください。
※その他の期間は通常拝観のため、予約の必要はないとのこと。

・予約必須期間:11月15日(日)~12月10日(木)
・拝観時間:午前8時~午後5時
・拝観料:大人 1,000円、高・中・小学生 500円
※通常拝観料はこちら

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4 圓光寺 基本情報
名 称 瑞巌山 圓光寺(えんこうじ)
住 所 〒606-8147 京都市左京区一乗寺小谷町十三番地
T E L・F A X TEL 075-781-8025 FAX 075-781-8035
(電話受付時間 午前9時~午後5時まで)
アクセス 市バス 5系統 一乗寺下り松下車 徒歩10分
叡山電鉄/叡山線 一乗寺下車 徒歩15分
拝観時間 午前9時~午後5時
拝観料 大人 ¥500 高・中 ¥400 小 ¥300(下記期間以外は予約不要)
※2020年11月15日(日)~12月10日(木)は大人 1,000円、高・中・小学生 500円(要予約)
駐車場 駐車場あり(30台)
公式HP https://www.enkouji.jp/

これからが紅葉の時期として観光シーズン本番の京都ですが、いつの季節に訪れても情緒ある景色を眺められるのは素晴らしいなと改めて思いました。
今年は、紅葉の季節は予約制を取られるとのことですが、入園できる人数が限られるとも言えるので
混雑なくゆっくりとお庭を眺めることができるのではないでしょうか。
心穏やかになれる素敵スポット、皆さんにも是非訪れていただきたいですね。

パンツ猫拝

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